TCS (トラストコーチングスクール)認定コーチ
マザーズコーチングスクール認定ティーチャー
川越在住の山野下絵美です。
『余計なことしないで!』
この言葉、使ってしまうことありませんか??
おもちゃ箱をひっくり返したり
ジュース飲んでる時にこぼしたり
こぼしたものを拭いているけど汚れが広がったり
子どもがお手伝いのつもりで食器洗いしたら床水浸しになったり
「なぜそれやる??」と思って「余計なことしないでよ」と言ってしまう。
ここで考えていただきたいこと。
それって余計なことですか?
親からすると「余計なことして」と思うかもしれませんが、子どもにとっては余計なことではないんですよね。なんでも意味がある。
例えば
◉おもちゃ箱をひっくり返す
↓
おもちゃひっくり返すのが楽しい♪とただ感じているだけ。
ガチャガチャ音がする♪なんか楽しい♪みたいな。
◉ジュース飲んでる時にこぼす
↓
こぼしたかったわけでなく、ただこぼれただけ。
◉こぼしたものを拭いているが汚れが広がる
↓
掃除しようと思っただけ。拭き方がまだ分からないだけ。
◉お手伝いのつもりで食器洗いしたら床水浸し
↓
ただお手伝いしたい。食器洗ってみたい。
ママと同じことしてみたい。ママ助かるかな?という気持ち。
子どもからすると、余計なことをしようと思ってはいないはず。
ただまっすぐな感情で、
楽しい
やってみたい
どうなるんだろう
と行動してるんですよね。
「余計なこと」と思うのは誰の感情?
それは、ママの感情であることが大半ではないでしょうか?
片付けないとじゃん
床拭かないとじゃん
服洗わないとじゃん
という、ママ側の気持ちではないでしょうか?
だから「ママにとって余計なこと」というだけ。子どもにとっては、それが経験につながり、成長につながる。とっても意味のあるものなんです。
「余計なことしないで」と言うことで、子どもの可能性を狭めてしまうこともあります。チャレンジ精神の芽を潰してしまうかもしれません。
「ママにとって余計なこと」でも、「子どもにとっては意味があるのかも」という視点で見てみると、言葉掛けが変わるかもしれません。
分かっているけどやめられない理由とは
自分の都合で言ってしまってるのは分かっている、という方もいらっしゃるのでは?
では、なぜやめられないのでしょうか。そこに、何かしらのメリットがあるからです。
例えば、
・強く言うことで言うことを聞いてもらえる
・子どものせいにすることで自分が楽になる
・自分が優位に立ちたい
などなど。実は何かしらあるはずです。
なぜ言ってしまうのか自分と対話をし、その根っこの気持ちを探すことで、子どもとの関わりが変わってくるかもしれません。
「余計なことしないで」と言う自分のメリットはなんですか?
といいつつ、つい先日娘が冷えピタを1枚取り出して、嬉しそうに「これ持ってくー」と言っているのを見て
「袋から取り出したらカピカピになるじゃん!」「靴履いたのにまた家の中入るの!?面倒くさい!」とついつい思って言っちゃいましたよ。
「余計なことしないでよ」と…
娘が自分で考えて、持っていくと用意したもの。自分でお出かけの準備をしたこと。
それをこの一言で娘の気持ちを潰しました…
ということで、娘にごめんねを…
まとめ
子どもの気持ち大事。
ママにとっての余計も、子どもにとっては意味がある。
でも言っちゃうことあるよね。
なぜ言ってしまうのか、自分へのメリットを探してみようね。
そして、言ってしまった後そのままにせず、子どもとコミュニケーションとろうね!
ということです!
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